2度目の恋も君だった。




「うん、じゃ、阿部くん所信表明して。」


「まじすか。」



黒板にはもうすでに
学級委員の欄に俺の名前があった。



「えー、みなさん。
俺を選んだからにはどんなクラスになろうと後戻りはできません。
俺の責任ではなく俺を選んだみなさんの責任です。」


責任転嫁だー!
と後ろの方で野次をとばす弥生は
無視しておこう。


「楽しく仲良く過ごしましょう!よろしく!」




俺はナイスな所信表明をして
席へと着いた。