2度目の恋も君だった。





「じゃあ俺行くわ、」


持ってた鞄を背負い直し
ドアへと向かった。



「阿部くんまたね!」


「またお話ししようね阿部くん〜!」



誰がお前なんかと。



「はい、ぜひ。」



俺は俺なりに
全力の笑顔を2人に送った。




イライラが募って

すごい勢いで階段を駆け下りた。




ドン!


「ごめんなさ…弥生!」


「なんだよ優馬かよ〜
あれ、帰るのか?」


「うん、なんか居心地悪くてさ」


「居心地?」


「良介さんって人が来てて、
なんか2人のイチャイチャを見せつけられたような気分だったよ。」


「そっか、、
じゃあ、俺に任せとけ!」


「なにそれっ
不安しかないわっ」


「うるせー。
あとで報告すっから待ってろ」


「電話にしてね」


「待っててくれねーのかよつれねぇなー」