２度目の恋も君だった。

「高遠さ、もっと笑ったらモテるよ？」


思ったそのままを、口に出してみた。


「だから、わたしそんなに恋愛とか興味ないの！２人して変なこと言うのやめてよねっ」



耳まで真っ赤になった高遠は、
焦って逃げるように席を離れた。


「あーあ、優馬のせいで逃げちゃった」


「いや、むしろ弥生のせいな」


「優馬って時々イケメンモードのスイッチ入るよね」


「悪いけど、イケメンなのは常にかな」


「いつもイケメンって言っても否定するくせにどうしたの優馬くん！」


「お前のテンションの方がどうしただわ。」