「あ、これお見舞いのフルーツです。こいつ、好きでしょ?」


「まぁ〜!ありがと〜
きっと喜ぶわ!」


「…だといいんですけどね。」



「あ!やだいけない!あたしそろそろ仕事に戻らなきゃいけないから、この子見ててもらっていい?」

急にせかせかと急ぎ出した。



「え?」


「検査は2時からだから。
大学生だし、時間はあるでしょ?
任せたわよ!」

ガラガラ…ピシャン!

と、まあこんな感じに彼女は部屋を出て行った。


「えっちょっ…」


待ってくださいよ。