2度目の恋も君だった。




昼休み。

俺は舞に呼び出され、屋上へ。


「…優馬ってさ、あたしのこと好きじゃないでしょ。」


「…え?」


「態度でわかる。告白したのもあたしだし、無理して付き合ってんのかなって思うときがあるの。」


「わりぃ…そんなつもりは…」


「優馬にそういうつもりがなくても、あたしはそう感じたの。優馬が別れたいなら別れよう?あたしのこと嫌いだったらそう言って…」


えー…

別に嫌いじゃないしなーあ。


まぁでも付き合ってる感なかったよね。
一緒に帰ったことくらい?かな?


「…」


「黙ってちゃわかんないよっ…」


「じゃあ別れよ?」


「え?」


「そういう風に言うってことは、俺のせいで舞は傷付いたんでしょ?
だったら俺ら傷が深くなる前に別れた方が良い。一緒にいない方が良い。」


「え、でもっ…」


「え?なに?」


「正直言って、別れるって答えが出ると思わなかった…」