「みーやーびーちゃんっ」
「あ、佐久間くん…」
「大丈夫?」
「うん、ちょっと休憩したから落ち着いた。熱中症かなっ。」
「そーじゃなくて、あの2人のこと。」
「…」
きっと佐久間くんは気づいてるんだ。
…あたしが、優馬を好きだってこと。
まぁ、あたしもかなりわかりやすくアピールしてたもんな。
「大丈夫なわけない」
「だよな〜
おめでとうなんて言えないよな〜」
「えっ…」
「2人は気にしてないってゆーか、気づいてないと思うけど、俺は意外とそういうの敏感なの。」
「バレてたか…」
かき氷を食べながら、佐久間くんは隣に座った。
2人がはしゃぐ姿が、すごく眩しかった。

