「あ、いらっしゃい優馬くん。
みんなもう来てるよ」



次の日、
約束の時間に高遠の家を訪れた。


「よ、」


「早いな」


「なんか早く来すぎた」



リビングのソファには
弥生と雅が少し距離を開けて座っていた。


「優馬くん何飲む?
コーヒー、紅茶、オレンジジュースあるけど」


「じゃあ、紅茶で…」


「え、優馬コーヒー飲めねぇの?」


「うっせ。どうせ弥生もだろ」


「俺はコーヒーを選択した」


「とか言ってるけどさっきから一口も飲んでないからね?」



雅、ナイスツッコミ。


「あ、佐久間くん紅茶と取り替える?」


「いえ!俺は大人の男なんで!」


「…そう」



あ、いま絶対お姉さん引いた。