「ねぇ!
あたしら同じクラスだよ!」


後ろにいる優馬に声をかける。



「お、ほんとだ。8組な。」


よかった。仲良い人がいて。


「ゆーうーまー!高遠ちゃーん!」


わたしたちのもとに駆け寄ってきたのは
佐久間くんだった。


「ねぇ!俺何くっ…!!」


こけた。



「いってぇ〜…」


ぷっ。


「弥生ってばアホだな〜
ほら、立てよ。」


優馬が佐久間くんに手を差し伸べる。


うわ、紳士だ。




「あ、俺高遠ちゃんと同じクラス!」


「げっ。」


「おい、今げっていったろ!」


「い、言ってない」


「いや言った!」


「言ってません」


「言いましたー!」