< 優馬 side >
その後、鈴香の話以外にも
仕事の話、大学の話、研究の話…と
会ってなかった間に起こった出来事を
全て話した。
「あははっ、なにそれ笑えるっ」
「やっぱ?だよなっ。
雅なら俺とのツボ合うから笑ってくれると思った!」
一時は、鈴香のことなんて忘れて
心から笑っている時もあった。
やっぱり、雅といると心が落ち着く。
俺が素でいれる、数少ない友達だ。
「やっべ、そろそろ大学戻んなきゃ。」
「あ、ごめんねっ。つい長居しちゃって」
「それは俺もだよ。今日は色々話聞いてくれてさんきゅーな。
またいつでも大学遊びに来いよ。」
「うん!今度はお見舞いも一緒にいく!」
「わかった。じゃあまた連絡すんね」
「うん!」
俺らはお会計を済ませ、
店の前で別れた。

