はぁ…はぁ…はぁ… 病院の階段を一気に駆け上り 305号室のプレートの前で立ち止まる。 「俺のこと覚えてんのかな…」 まさか、まさかあいつがあんなことになるなんて思ってもみなかった。 高校卒業以来一度も会ってないし、連絡も一切つかなかったあいつが… なんで今更俺に、、 スライド式のドアをゆっくり開ける。 そこには美しく眠るあいつがいた。