「……ったよ」 え? ボソッと呟いたから、ちゃんと聞き取れなかった。 なんて、言ったの? 「わかったよ!仕方ねぇから食ってやる!」 わたしの手からサッとビニール袋を奪い取ると、そっぽを向いてぶっきらぼうに中身を頬張り始めた。 「あ、ありがとう……」 それがなんだか嬉しくて、気付くとわたしの口から自然とお礼の言葉が漏れていた。 だ、だって。 あのライ君がだよ……? わたしの言葉を聞き入れてくれたなんて。