「……!?」



ひっ!



とっさに尻もちをついて後ずさる。



「なんで女がんなとこいんだよっ?」



眉間にありえないほどのシワを寄せて、金髪君はさらにわたしを睨み付けて来る。



こ、怖いです。

その顔。

その格好。

その雰囲気……。



口と鼻にピアスが付いてて恐怖心が増す。



蛇に睨まれた蛙というよりも、ライオンとウサギのような図。



怖すぎて


いかつすぎて


何も言えない。



「おい!聞いてんのか?なんでここにいんだよ!?」



ビクビク怯えるわたしに金髪君は容赦ない。