「テメーのせいだからな!急にぶつかって来やがるからだろ!?」 そ、そうだよね……。 わたしのせいだ。 どうしよう。 「あ、べ、弁償します……!同じの買って来るから、待ってて下さい」 そう言って立ち上がった。 「はぁ」 だけどライ君の深いため息が聞こえて、おずおずとその姿を視界に入れた。 「それ最後の1個だったし、もう売ってねぇんだよ!」 「えっ……!?」 そ、そうなんだ……。 「じゃあ、何か違う物を……!」