そして一目散に購買を目指す。
カレーパンを買ったら、これを旧校舎に届けに行って……。
一条君に渡すまでがわたしの任務。
よーし、絶対にカレーパンゲットしてやるんだからねっ!
そんなことを思いながら、走ったところまでは良かった。
「な、なにこれ……」
授業が終わってからすぐ来たにも関わらず、食堂の隅にある購買にはたくさんの生徒が群がっていた。
なに、この人数……!
こんなに人がいるなんて、聞いてないんですけど。
ううん、知ってたよ。
知ってたけどね、まさかここまでとは思ってなかったんだ。
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