ライが女嫌いになったのも、目の前にいるこいつが原因だった。



激しく衝突するようになったのもな。



「なんで教える気になったんだよ?」



しつこく俺に聞きまくって来るレオを、うんざりした顔でみやる。



「関係ねぇだろ」



お前はなんでそんなに知りたがるんだよ。



「あの5点女、マジ泣きしそうなほど必死だったもんな。あれはウケたし」



我関せず顔でベッドに座ってマンガを読んでいたライが、バカにするようにクックッと笑った。



「もうちょっと優しくしてやれよ。お前にビビッて泣きそうになってたんだろうが」



「あ!?テメーに言われる筋合いはねぇんだよ!」