「それに、もし……わたしの身に何かあったら、助けてくれるんだよね?だったら、全然怖くない。このまま一緒にいられないことの方が、わたしは怖いよ」 好きなのに一緒にいられないのは、辛くて苦しいと思うから。 だから、ごめんね。 これはわたしのワガママ。 一緒にいたい。 この先ずっと、一条君と一緒にいたいの。 旧校舎もなくなって、秘密の関係は終わっちゃったけど。 でも、好きになっちゃったから、このまま引き下がることはしたくないんだよ。