「わたし……やっぱり一条君のことが好きなの!まだ、返事聞いてなかったから……ムリなら、ここできっぱりフッてほしい」 しつこいかもしれないけど、はっきり聞くまでは諦められないから。 だからお願い。 ムリならムリだって、ここではっきり言って。 あんな期待させるようなことを言われちゃったら、バカなわたしは期待しちゃうから。 「俺も……お前のことが好きだ」 「えっ?」 何を言われたのか一瞬わからなくて、思わず目を見開く。