「キャー!一条君!来生君もいる!」 ーーザワザワ それまでどこかよそよそしかった教室内が、一条君とライ君の登場によって一気に騒がしくなった。 派手な女子達のテンションは一気に上がり、甘い声を出して2人に近付いて行く。 一条君……。 それに、ライ君も。 一条君はそんな女子をスルーして、教室の中に入って来た。 ドキドキと、胸が高鳴る。 やっぱり、わたしは一条君が大好きだ。