それにしても、こいつら……。
俺はそんな話一言も聞いてねぇ。
勝手なことばっかしやがって。
ため息をつき、呆れ果てながらドアを開けた。
「お、奏多」
「おつー」
俺が呆れ果てているなんてことを知ってか知らずか、レオとシュウが何事もなさそうに軽くそう言った。
俺はそんなことを望んでいないのに、勝手な行動をしたことを、全然悪びれてもいないようだ。
レオは喧嘩したいとほざいていたし、シュウも気になってはいるんだろう。
わからなくはないけど、俺に相談もなしに勝手に動かれたことが気に入らなかった。
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