そのあと、レジから戻って来たゆらちゃんとハンバーガーを頬張る。 「琉羽さぁ、あたしに隠してることがあるよね?」 「隠してること?」 そんな中での突然の質問に、思わず首を傾げながらゆらちゃんを見た。 「そう!心当たりあるでしょ?」 「えっ?」 そう言われても、範囲が広すぎて的を絞れないよ。 突然、なんの前ぶれもなく言われても……ねぇ? 「もう!鈍いわね!一条のことよ!」 考え込むわたしに痺れを切らしたのか、ゆらちゃんが大きな声でそう言った。