でも……どうしてレオ君とライ君がここに? 一条君と地元が同じはずだよね? わざわざ電車でこんなところまで来るなんて、なにか用事でもあるのかな? 「人を探しててさ」 そんなわたしの心情を察したのか、レオ君がフッと笑いながら答えた。 「おい!こいつに余計なこと言うなよ!」 ライ君の隣で、レオ君が声を張り上げる。 思わず肩を震わせてビクッとしたわたしを、ライ君は真剣な眼差しで見て来た。