だけど、なんとか振り切ってテストに全力を注いだ。 テストではなんと! 一条君が張ってくれたヤマが当たって、どの科目も3分の2以上は答えを書くことが出来た。 こんなことは初めてだったから、テスト中に嬉しくなって頬が緩んで……。 笑っちゃいそうになるのを必死に堪えたんだ。 テストは午前中で終わり、この後の予定は特になかったけど、放課後に旧校舎に行ってみることにした。 もしかしたら 一条君が来てるかもしれないと思うと、会いたいって思ったのと、テストのことを報告したくて仕方なくなったから。