とにかく、今はテストに集中しなきゃ。 そう思って、ノートに視線を戻した。 「キャー!一条君だぁ!カッコ良い〜!」 その時、窓際の席に座る女子が外を見て叫んだ。 その声に、周りの子も反応して外を見る。 「やっぱカッコ良いよね〜!恐いから、話しかけられないけど」 「だね〜!目の保養に最高だよ。話しかける勇気のある人がいたら見てみたい」 「知らないの?かなり告白されてるって噂だよ〜」 ーーズキン そっか。 そうだよね。 カッコ良いもんね。