「多分、幹部の奴らだ」 「マジかよ」 レオが目を輝かせながら、歓喜の声を上げる。 ったく、こいつだけは。 爽やかなくせに、喧嘩好きとかありえねーだろ! 「で、奴らの狙いは?」 「さぁな。目が合ったのに、何もして来なかった」 「奏多に気付かなかったとか?」 「いや、それはねーだろ。こんなに目立つんだから」 シュウが冷静にレオに返す。 ライは、腕組みしながら黙って話を聞いていた。