「腹減ったな」 最後の問題を解き終えた後、一条君の呟く声が聞こえた。 そう言われて、部屋にあった時計に目をやるともうお昼を回っていて。 それに気付いたわたしも、なんだかお腹が空いて来た。 「だ、だね」 お弁当、作って来れば良かったかな? お昼ご飯のことまで考えてなかった。 「休憩がてら、なんか食いに行こうぜ」 「あ、うん……!」 そんなわけで、家を出て近くのファーストフード店へ。 腹ごしらえをしてから、また戻って勉強開始。 次の教科に取りかかった。