レオと呼ばれたさっきの爽やか君は、わたしの顔を覗き込みながらニコッと笑った。 「ワケがあって来たんだよね?」 「えっ、いや……あの」 そうなんだけど…… そうじゃないっていうか。 もういいっていうか……。 いや、よくないけどっ。 でも でもっ。 「どうせロクなことじゃねぇんだろ!?あぁ!?」 ひぃっ。 うーっ。 金髪君が、ギロリとまた睨みをきかせて来る。 どうやらわたしに対しての怒りは健在のようだ。 嫌われているのをひしひし感じた。