俺様ヤンキー君と秘密の関係



い、痛っ。


立ち上がる隙も与えられず、ギャルはどんどん詰め寄って来て再び目の前に立った。



「お前みたいな優等生が、一条君を好きだなんてキモいんだよ!!」



「ほーんと、聞いて笑えるよね!」



「優等生は優等生らしく、ガリ勉メガネ男と仲良くやってろっての!」



“ぎゃははははは”



その言葉に大きな笑いが起こった。



バカにされてる気しかしなくて、悔しくて唇を噛み締める。



握った拳がプルプル震えていた。