ゆらちゃんって、相手を尻に敷きそうな感じだし。 実際、わたしも敷かれて?るし。 「っていうか、行かなくていいの?」 「えっ?」 そう言われて、ふと教室にある時計を見た。 わわ! やばっ。 「行かなきゃ!じゃあね、ゆらちゃん!また明日」 「はいはい。頑張ってね!」 随分時間が経っていたことに気付いたわたしは、急いでカバンを持つと旧校舎に走った。