大体、たいして仲良くねー奴とカラオケに行ったって、つまんねーだけだし。 何よりも、吐きそうになるほど甘ったるい香水の匂いに耐えられる自信もない。 つーか、ウザいだけだしな。 「じゃあライ君!一緒にカラオケ行こ?」 机に突っ伏した俺の耳に、さっきと同じ女の声が聞こえた。 「あ!?嫌に決まってんだろ!」 「えー、そんなこと言わずにさぁ」 「テメーらと行くぐらいなら、死んだ方がマシだ」 「うわ、ひどっ」 うんざりしながらそんなやり取りを聞いて、ゆっくりと目を閉じる。