「そういえば、琉羽ちゃんのクラスに荒井(あらい)さんっている?」 ようやくグラタンを食べ始めた時、パンを頬張りながらレオ君が口を開いた。 「あ、うん……。ゆらちゃんのこと、だよね?」 荒井はゆらちゃんの名字だ。 わたしは首を傾げながらレオ君を見た。 遠くの席から爽やかにニコッと笑っていて、やっぱり綺麗な顔だなぁと心の底から思わされる。 「いやー、可愛いなって思ってて。今度、紹介してよ」 「え?ゆらちゃんを、ですか?」 ゆらちゃんは美人さんだから、こんなことはよくあった。