と、自分の部屋に駆け込んだ。


婚約者?

そんなの、そんなの。知らないし。



私は、財閥令嬢だからって、ひいきされたくなかった。

それに、普通の高校生としてたくさん恋をして、たくさん遊びたかった。



なのに?なにが婚約者よ。

なにが転入よ。

ベットにうずくまって泣いた。