また、私の胸がきゅっとなった。


麻紀翔なんて嫌いだ。


好きだけど嫌いだ。



なんだろ、この感情。


あー、そうか。


私は嫉妬してるんだ。


左手をハンドルから離し

胸に手を当てる。


くやしぃな。


気がつくと



「瑠麻はパパとママどっちが好き?」



なんて事を口走っていた。