途端、歓声と悲鳴が湧き上がった。 王は咳き込みながら立ち上がると、チサトと私を一瞥し吐き捨てる。 「せいぜい後数日の命、惜しみながら生きるがいい。」 皮肉にも威厳を根こそぎ削がれた王は、逃げるように臣下を引き連れ…足早に広間から立ち去った。 その姿を見届けた私は盛られた薬物のせいか、緊張が解けたせいか…崩れるように倒れ込む。 「ヒメ様!?」 宮女や宮人が駆け寄る後ろで、チサトの驚く表情が一瞬見えて。 「チサト…。」 彼の名を呼べたかどうかも分からないまま、私の視界は暗闇に包まれた。