ショックだなぁ…と思いながら席に戻り着席する。

でも、考えてみればその前に初日から色々やらかして心は折れてるからあまりダメージは受けてない。

入学式の時の出来事に比べればこんなのなんてへっちゃらだ。

へっちゃら…だけど高井くんにはあまり良い印象は持ってもらってない、よね?

何コイツ的なこと、思われてる、よ、ね?

いや、でも入学式の時なんて全校生徒の前でやっちゃったし!

あ〜、でもなぁ〜…

と、ひたすら1人で悶々としていたらどうやらLHRは終わっていたらしく帰り支度を済ませた美姫が私の顔を覗きこんでいた。

「大丈夫?」
「うん、大丈夫。
それよりも早く家に帰って録画したアニメ見なきゃ!
美姫も来る?」
「いや、私は遠慮しておく。」

何で遠慮するのかなぁ…

幼稚園からの仲なのに…ちぇっ←

「優紀もオタクをやめたらモテるのに!
せっかくの可愛い顔も台無しだよ…」