オタク少女が恋をしたのは…

そしてついに始まった入学式。

緊張して変な汗ばかりかいてしまう。

もうすぐ私の挨拶の順番が来る…ヤバい。

これは腹痛かっ!?やめろー!

私を苦しめるでないぞっ!

…そんな私の願いも虚しくお腹が痛くなってきた。

タイミング悪く教頭先生の「新入生代表の挨拶」という言葉。

親御さんや来賓の方々、全校生徒にたくさんの先生方の目の前で失敗するワケにはいかない。

早いこと終わらせてスッキリしたい。

私は緊張でガチガチになっている体を何とか動かしマイクのあるステージ上にまで何とか辿り着くことができた。

さぁ、後は紙を見ながら喋るだけ…

あれ、紙は…どこ?

さっきまで制服のポケットにあったのに…!!!

焦れば焦るほどどうすれば良いのかわからなくなる。

私がなかなか喋らないのでザワザワする皆様。

ごめんなさい、紙をなくしちゃったみたいです。

…えぇいっ!やけくそだっ!

「頑張ります!」

…シーン…