*。.雪恋(ユキコイ).。*

私はしばらくそこに立って、理解できないでいた。


お父さん、女 対 お母さん
みたいな配置。

すごく、ピリピリして、お母さんは泣きそうな顔をしていた。

お父さんと女は真剣な顔をして、お母さんになにかを言っていた。



お父さんとお母さんとその女は、私に気づいていない。




え、なに?
え、ほんとに、なに?




知り合い?
お父さんの友達?
いや、お母さんの友達?
それとも親戚?
あ、もしかしたら、私の知らないいとこかな。




どれほどたくさんの事をいっぺんに考えたんだろう。

私にも分からない。


でも、考えるしかなかったんだ。
たくさんたくさん考えないと…
ひとつの答えに、たどりついてしまうから…





そのとき、お父さんが私の存在に気がついた。