勇気も、何も無い、臆病な私のくせに、 「幸せにねー…」 なんて、彼らにエールを贈るのだけは カッコつけて、いっちょまえにして。 …本当に、馬鹿らしくなる。 両想いでも、まっすぐな失恋でもない 保身に走った、 自分自身を否定する、ズルイ失恋。 こんな、私が彼らにエールを 贈ったところでなんになるというのか。