「やばいなぁ…咲、なんか塞ぐものない?

板とか、段ボールとか…」



え…



いきなり話しかけられても、何て答えたら良いのか分からなかった。



「で…」



「……

で?」



「でていってよ!!!」



とっさに出てきた言葉は、たった一言、それだけだった。