土砂降りの雨の日
病院の窓から一人の男の子が見えた。

傘もささずに歩いている坊主頭の男の子。
ゆっくりと歩いている。
元気が無さそうだ。

ずっと見ていると、彼と目があった。

「...っ。」

どこか悲しげな顔で微笑んでいる。

その表情を見たとき、今の私の気持ちとリンクした。