「僕がやらないっていつ言った?」
「やってくれるのか。」
「いいよ。面白そうだしね。」
「マジで。ありがとう。」
元人間が僕を抱きしめた。
男によってこられてもね・・・。
「臭い。」
「ごめん。」
「とりあえずレノンを味方につけよう。」
「そうだな。あいつはいいやつだったよ。」
「あのさ、名前教えてくれない?」
「俺は霧山暁。お前は?」
「僕は相生真治。」
「真治、よろしく。」
「霧山君よろしく。」
「真治はどうしてここに?」
「僕はゾンビに興味があってね。」
「お前、変わっているな。」
「どうして霧山君はここに?」
「俺は借金から逃れるためにここに来た。
 ここは金塊が眠っているって聞いたから。
 まぁ、ここに来るには大変だったけど。」
「霧山君は自らここに来たんだね。僕もそう。」
「宇宙人とかいると思う?」
そうの言葉を聞いたときドキッとした。
だって僕宇宙人だから。
「いないと思う。」
「そうだよな。ふと思ったんだ。
 いたら人間に戻れるかもしれないってさ。馬鹿だよな。」
「馬鹿じゃないよ。ゾンビもいるんだしいるかもよ。」
「お前っていいやつだな。変わっているけど。」
「変わっているって余計だよ。」
僕たちは話し疲れて寝た。


ゾンビ王国日記30日目
僕と霧山君は作戦を立てた。
ゾンビ王国を倒す計画を(強以外)
強君とは友達になりたいと思う。
霧山君の話を聞く限りいいやつぽっい。
うまくいくといいけど。


ゾンビ王国日記32日目
王様と強君に接触。
王様は強君に嫌われている。
味方になるものも時間の問題。
いいことが一つ。
・レノン君と友達になれた。
悪いことが一つ。
・王様は強い。
僕の正体に気づいている可能性が。
絶対に抹消してやる。


続く