「それじゃそれ明日までな! 解散!」


先生はプリントを配り終えるとさっさと教室を出ていった


「ねぇ、決まった?」


「全然だよ…」


私は白い紙を葵に見せた


「実は私も…」


「難しいよね」


「うん… これが高3の現実ってやつか…」


珍しく葵が落ち込んでいた


「まぁ、ゆっくり考えよ」


「そうだね 帰ろっか」


私たちは教室を出た


私の夢…


そんなのない


けど…


やらなきゃいけないことがあるんだ