残りの時間を私にください

「先生…?」


私は頭が真っ白になった


先生だよね…?


私が間違えるはずない…


ずっと好きだったんだから


けどどうしてこんなところに?


「あ、相沢さん…?」


先生が私に気付いたのか私の名前を呼んだ


先生も驚いた顔をしている


「先生だよね?」


私は恐る恐る近づいた


「はい、久しぶりですね」


現実じゃないみたい


まさか会えるなんて


「うん! 元気だった?」


「もちろん! 相沢さんも元気そうで良かった」


先生が優しく微笑む


それから色んな話をした


学校のこと恋愛のこと


まるで中学時代に戻ったみたいに