私と彼と――恋愛小説。

「それで?新人作家の涼くんは、何を書くのかな?」


佐久間は視線を真っ直ぐに向け…止めていた足をもう一度前に進める。



少し後ろを歩く私を待って、はにかんだ笑顔の佐久間が言った。





“恋愛小説を書こう




とびっきりのハッピーエンドで




君のために――”






私と彼と――恋愛小説【完】