私と彼と――恋愛小説。

「えっと…凄いわよねぇ…これ」


佐久間が私だけが見られる様に作った専用のブログ。


「なんだよ…これ。寂しがりの典型じゃないかよ」


「毎日?」


「ええ…朝晩」


「はぁ…心配する暇がないのも当然よねぇ…本当にこれ、あの佐久間涼なの?」


「みたいですね」


エリナさんは噴き出しそうに笑いを堪え、新庄監督は文字通りお腹を抱えて笑った。


「今日は本当に笑わせて貰ったなぁ…あの涼がねぇ。ああ、そうだ大友くんはどうしてるんだ?」


「えっとですね…もっと笑いたいですか?」


「この際だ。どうせなら聞かせて貰おうかな」


「実はですね――」


どうやら、ジュンさんは強い女に弱いらしい。取材を続けていた恭子にすっかりと捕まってしまったみたいだ。