ブンベツ【完】



時間が解決しくれるなんていう甘ったるい考えはもう捨てた。

だって忘れられない理由は私が一番分かってるから。
もう無理嫌だ忘れたい捨てたい消したい、そんな言葉がぐるぐる巡って私をズタズタに引き裂いても私は、ーーーーーーーーーーブンベツできていなかった。

あの日、奥の奥に追いやってものはブンベツをしていたはずなのに。


時たま顔を出すそれは、まだムブンベツだったということ。



それが4年目の答えです。