ブンベツ【完】



いくら休憩を挟んだとは言え流石に5回もシたら動けなくもなる。
まさかこんな長期戦になるなんて思ってなかったし、最後の方は記憶があまりない。


「…こんな状態じゃシャワーどころか、明日仕事にすら行けません」

「行かなきゃいいさ」

「労働は国民の義務です」


明日は一時間目から授業が入ってる。
足腰が使い物にならないこの状態が明日も続いたとしたら相当苦行の時間になるだろう。


「エロ餓鬼の教師やってるってアスカが言ってた」

「なッ!!」


あの人はまったく口から出任せを…!!
教師をなんだと思って…!!

ファミレスでセクハラをしてきたのはアスカさんの方なのに。


「高校生の餓鬼にあんたがオカズにされてると思うとゾッとするよ」


と冗談交じりに言った後「だから行かせないために暫く立てないくらいシてやる」と続いた言葉に、今度こそ生死を彷徨うことを確信した私は全力で謝り倒した。