膝の上に乗る私の背中を掻き抱くカイさんの腕が力強くて、さっきの「滅茶苦茶するかもしんない」の言葉が頭を過ぎった。 私の身体を追い詰めて骨の髄まで生気が奪われてしまうんだろう。 それでもいい、不満なんかない。カイさんに何をされても構わないんだから。 「…はぁ…ッッも、っとッ」 カイさんの首に腕を巻きつけて更に求めると腰の動きが増して息をする事すら辛くなって。 叫び続けて痛い喉に限界を感じる私は、次目が覚めた時声が出ない事を察した。