さっきとは比べものにならないキスが早急に降ってきて、抱きしめる腕に力が増した。
服から手が入ってきてシャワーを浴びてないって気付いたけど、それすらもどうでもよくてただ身を任せる。
あっという間に服も下着も剥ぎ取られて気付いたらベッドの上にいた。
唇に耳に首、胸や背中や太腿全部にキスを落とすカイさんに酔いしれる私はやっぱり余裕なんてない。
羞恥心と快感の狭間で右往左往してるだけ。
カイさんがキスしたとこや触れたとこ全部が熱を持ってバカみたいに熱くて息苦しくて。
でも今日はいつもよりダイレクトに感じてる自分がいる。
声だって自然と出ちゃうし、私の中で動くカイさんの指で何度も快楽を得た。
だけどそれでも全然足りなくてもっとしてって思う自分がいて、自分が自分じゃないみたい。
「ッか、いさん…ッぁ」
「ん?なに?」
「そこッ…ッだ、め……ッ」
波が襲ってくるかのようなスレスレの感覚で今にも限界を超えそうな私の中で、知り尽くしたかのようにわざとカイさんの指がそこを攻め立てる。
「イけよ」
「あぁぁぁッッ………ッ」
頭が真っ白になって何もかも分からなくなる。
熱くて肩で息をしなきゃ溺れて死にそうなくらい苦しい。
前戯で身体に力も入らなくてベッドにぐったり横向きに寝てると、お尻に熱いのが当たって次の瞬間それが私の中に入ってきた。

