「いい加減カイくんに縋るのはやめろって。ヨシノくんが旦那なのにカイくんに頼んのはおかしいだろ?だから、」
「だから?」
「さっき呼んだ」
「呼んだ?」
「アヤセを」
「…え?」
「今カイくん達とバーベーキュやってっから来いよって」
「ッ!?!?!??」
「今他の奴に向かいに行かせてる。そろそろ来る頃だな」
「ッあ、あの!ちょッ何を…!!!」
「あ、来た。ーーーーーーーーー後ろだバカ」
焦る私なんか御構い無しで、状況についていけない私の腕を掴んで後ろを向される。
足がもつれてサンダルに砂が入ったけどそんなのは気にする暇もなかった。
私が見てる正面。
さっきワンボックスカーに乗ってた男の人とその隣にいるパステルブルーのワンピースを着た女の人が見えた。
真っ白な肌とキャラメルブラウンのボブヘアーのその人が、アヤセさんだって事はすぐわかった。
「アスカッ!!てめぇ何でアヤセを!!」
登場したアヤセさんを発見して、招いたのはアスカさんだって直ぐわかったらしいヨシノさんが向かってきた。
だけど、私の視線はアヤセさんから離れない。
「いい機会でしょ」
「あ?お前何してるかわかってーーー」
「分からせてやるんだよ。”カイくんはもうお前のものじゃない” て」
「だからハナちゃんがいる今日を狙って来たのか」

