ヨシノさんが買ってきてくれたアイスを食べて二人でテレビを観ながらカイさんの帰りを待った。
何でカイさんがいないのか、何で代わりにヨシノさんがいるんだとか、聞きたい事があったけど、それは喉に詰まって言葉を発する事は出来ないでいた。
質問を与える隙を与えないという様に、ヨシノさんは私にずっと話しかけ通しだったから。
テレビから入る情報を次から次へと私に振ってきては笑ったり、グルメコーナーの料理に興奮してたり、終始忙しそうだった。
二人に事情があるのかもしれない。
誰だって話せない事はあるし、実際私だって根掘り葉掘り自分の事をわざわざ話たりしない。
もしかしたらお店の事かもしれないし、はたまたヨシノさんと関係のない事で私の為にただ代役を担ってる可能性だってある。
だけど、胸騒ぎがするのは何でだろう。
「アスカが謝ってたよ」
「え?」
「この前店で酷いことされただろ?女の子になんちゅう事してんだってきっちり叱っといたから」
そういえば、ここ最近アスカさんに会ってない。
というか、お店に来ない。
前まで暇があれば来てたってくらいお店に顔を出してたのに、確かにあれ以来アスカさんの顔を見ていない事にそこで初めて気づいた。
「アイツさ、バカだからどうしていいか分かんねぇんだよ。ハナちゃんに負い目感じてんだろ」

